妙高高原の宿ということで全力でオススメしたいのがスーパーホテル上越妙高駅西口。
なんだスーパーホテルかよ、と思うかもしれませんが、妙高ー上越を25年間宿泊してきた私としてはイチオシのホテルです。

そもそもこのエリアが新しく、2015年北陸新幹線開通後にどんどん開発された場所。道も各店も新しく、まだまだ閑散としたエリアです。建設されて10年たちますが、変わりなく静かで店も増えません。
それまでの選択肢は妙高の温泉街・ペンション街、新井や上越のビジネスホテルだけだったので、選択肢エリアが増えたのです。
そして私が推す1番の理由は
意味不明な場所に建設されたから です笑
名前は「上越妙高」駅だけど、上越中心街には20~30分かかります。
このエリアは有名な豪雪地帯です。冬は一番近いスキー場ARAIは30分以上、赤倉は40分以上、杉ノ原なんて1時間近くかかります。なんでこんな所に作ったの?としか言わざるを得ない。新幹線頼りに行動する外国人なら間違いなく戸惑います。新幹線駅の前なのに車がないと行動できないという謎の駅です。

快適なスペース、温泉、無料朝食
スーパーホテルは基本的に省スペースの簡易的なビジネスホテルとして知られていますが、スーパーホテル上越妙高駅西口はニュータイプなのでこれまでと違って洗練されている。古い日本のビジネスホテルってなぜか壁側に細長い机が設置され、そこにテレビやポットなど全てが置かれ、汚い配線がむき出しのまま、幅50cm未満の残りスペースをデスクとして使えというスタイルが多く、気が散るのです。

そういう雑多なモノが排除され、部屋に大きなテーブル式のデスク、壁に巨大なTV(サブスク利用可)があることでとても快適。出張やワーケーション、篭もって仕事を片付けたい人には申し分ないスペースです。
スーパーホテルといえばだいたい大浴場があり、こちらは関山の湯温泉。これまでは男女時間入替え式で利用するタイプが多く、夜に到着してしまうと女性は朝まで入浴できないなど不便があり、結局部屋のシャワーを使うことが何度もあった。
このスーパーホテルは男女別に大浴場があり、コンパクトだが24時まで入浴可能。


1Fロビーにはウェルカムドリンクとして、酒、リキュール、ジュースなど様々な飲み物が用意されている。「飲み放題」ではないが、2~3杯飲んでも平気な雰囲気。
無料朝食も文句なし。

隣の高濃度アルカリ泉質温泉 釜ぶたの湯にぜひ!
隣には温泉施設があり、夜11時まで営業する珍しい日帰り浴場。駐車場も広く、たぶんほとんどの人が2階のサウナを利用しているため風呂はいつも空いてます。10年経った今でも綺麗なのでおすすめ。上信越では珍しいアルカリ性phが高く、化粧水に入っているようなヌルヌルした泉質です。

ゆるい散歩広場
ホテルの前には釜蓋遺跡が広がり、ここだけは開発せずに残されている。
”空き地広場”にしか見えないが、弥生~古墳時代の集落跡なのでとても貴重な場所。遊歩道が整備され、火打・妙高・南葉山を見ながら朝・夕の散歩やジョギングに最適。

問題点
デメリットは駐車場。開発代回収のためか、めちゃくちゃ駐車場が高額。駅周辺には10軒ほどコインパーキングが並んでいます。最大料金は平日500円、24時間以内に出庫する必要があったり色々面倒くさい。スーパーホテル宿泊者用の立体駐車場も11時までに出庫する必要がある。

次に飲食店の問題。スーパーホテル前にコメダと大戸屋がある。さらにフルサットというコンテナ式のお洒落な商業施設があるが、あまり活気がない…… もちろんコロナのせいでもあるけど、OPEN(2016)の年に訪れてから今もあまり変わらない静かな状態。小規模にお店をもちたい人のためのテナントスペース群のような場所で、こういう状況だから閉店した店も多いのかもしれない。コンビニは駅を挟んで向こう側(東口)で、歩く距離ではない。入出庫自由な駐車場に停めないと損しますよ。
高田城址公園の桜を見るなら便利!
上越妙高駅から2駅で高田駅です。高田城址公園は夜桜で有名なのでゆっくり楽しんで1泊するにはこのホテルは便利♪

静かに過ごしたいなら上越妙高
この立地は妙高高原でスキー・スノボを楽しむには遠すぎるけれど、インバウンドでどんどん高値になる赤倉温泉や古いペンションに泊まるよりゆっくり静かに過ごせます。
道の駅あらいには昔から新井スーパーホテルがあり、2023年にリニューアルしたようです。こちらも温泉がありますが、男女時間交代制。スキー場に行きたい人はこちらのほうが立地は便利です。飲食店も20時まで営業、すき家やローソンもあります。

何の拠点にするというより、温泉を楽しみながらワーケーションなど静かに集中するのに適した場所ということで上越妙高店をおすすめします。車は必須。とくにオフシーズン5~11月は安いです..
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