10日間過ごしたオランダで、そのうち7日間を自転車旅で過ごしました。
4月で風&雨がひどく、クラシックバイクだったので予定よりだいぶ小範囲の900km。
オランダは自転車大国で自転車用の道が全土に貼り巡っています。アムステルダムやロッテルダムではあまりにも自転車数と危険運転が多くて問題になっているほど。
自転車に関しては、車と同じ感覚で扱われています。車道・自転車道・歩道ではっきり道も信号も分かれています。曲がる時の手信号は必須。もちろん右側走行。唯一ゆるいのは、ヘルメット不要ということ。

自転車レンタルが人気だけど超高い
アムステルダムの方が圧倒的に安くて選択肢の多い自転車店がたくさんあります。ただし基本1~3日。1週間レンタルの店は少なくて、探すのが大変でした。
ロッテルダムでは駅近くのhttps://en.czwaan.nl/でレンタルしました。

ママチャリ8日間で2万円+pannier bagが5千円。pannier bagは自転車のサイドに付けるバッグで10リットル✕2つレンタルしました。荷物をバラして入れなければいけない、しばらく自転車から離れて観光したいときどうすればいいのか...謎。いちいちオプションが高く、便利な商品も少ないと想像していたのでサドルカバーとスマホスタンドは日本で買って持っていきました。これがなかったら2~3日でやめてたかも。
ロードバイク用ではなく、ママチャリ用を買うのがおすすめ。荷物として邪魔なので最後はレンタルバイク屋さんにあげました。



宿泊施設が極めて少ない。
アムステルダム、ロッテルダムにほとんどの宿が集中しています。オランダ人の主張としては小さな国だから都市に泊まってどの町にも日帰りで行けばいいからだそうです。いや、それにしてもなさすぎ、高すぎ。
ただし、自転車旅・歩く旅(スペイン巡礼など)の人だけが泊まれる自転車愛好家による大きなコミュニティがあります。
Vrienden op de fiets
登録者数は10万人近く、オランダ発祥ですが、デンマーク、ベルギー、ドイツ、フランスでも利用されています。€8で会員登録、期限は1年間。ヨーロッパで登録すると家に全ホストの名前、住所、電話番号か書かれた冊子が届くそうです。すごく古典的。


ホスト会員の家にホームステイ・プライベートルーム・1泊のみ・朝食つきで€20が条件。
同じ条件でオランダの宿に泊まったら€100以上します。
ただし予約は電話です。ホストはなぜか携帯番号を登録せず、家の固定電話とメールアドレスだけを登録しているのが難点。日本の番号でかけると、拒否されて100%つながりません。ホストはほとんどリタイヤ年齢層で、メールなんてすぐに見ません。アプリは今のところなし。コツは、泊まった家で、次のホストに連絡してもらうこと。
会員登録はできたけど、支払い処理が機能せず、毎回キャッシュで払いました。
コミュニティの年齢層が高い気がします、いろんなことがオランダ人やヨーロッパ人向けに偏っていて支払いも銀行振り込みとか、Paypal登録してもエラーしたり難点が多い。









走るルート


本屋さんにも自転車マップが多く、Googleでも自転車ルートが表示されます。ただしGoogleは最短を行こうとするので、紙地図を参考にしたほうが気持ちよく走れます。
わたしは海外ではGaiaGPSというアプリを使います。日本のYAMAPと同じで自転車、ハイキングにおすすめ。スペイン巡礼でもずっと使っていました。
オランダでは自転車で周遊することは、ごく普通のこと。
車道でよく見かける番号看板、地元の人はこの番号に沿ってサイクリングするようです。Camino de Sandiagoのマークもたまに見かけました。すごい、何ヶ月歩くんだろう...

がっかりオランダ① 汚い




勝手に綺麗な国と想像していたので、そのギャップですごくショックでした。建物やその中はとことん綺麗にするのに、公共の場所や道はゴミだらけ。都市部だけじゃないか、とよく聞かれましたが、全土です。少し人口の多そうな市に入るとゴミと吸い殻ばっかり。ゴミ捨て場は常に溢れて不潔。
気にしないんですね。思っていたより汚いと話すと、それは行政のやることだからと言われました。
がっかりオランダ② 英語話せない
オランダ人は全員英語を話せる、小さな国だから3~4か国語話せると聞いたことはありませんか?多くのヨーロッパ人や、オランダ人友達からも聞きましたが、実際のオランダ人は英語話せません。
上記に素敵な家を紹介しましたが、誰一人英語を話せる人はいませんでした。カフェで働く若い子も、駅員も話せない。つまりせっかくオランダの田舎を巡ったけどほとんどコミュニケーションはとれない。はっきりと「英語わからない、話さない」と無愛想に何人ものオランダ人に言われました。単語さえも通じないです。たぶんドイツ語のほうが通じるかも?
っていうかこっちが英語話してることさえしばらくわかってない。英語で聞いてるのにまくしたてるようにオランダ語で一方的に話される。中国人みたい。
英語を話すのは、ロッテルダム、アムステルダム、観光地だけと認識しておいたほうがいいです。
他の国と比較して私の感じるオランダ
体も態度もでかくて、自分の言いたいことだけストレートにぶっきらぼうに話すのでオランダ人とドイツ人は圧が強くて苦手です。言うことも偏屈ばっかりだし... これ本当にヨーロッパ内では共通トピックです。温厚なイギリス、スイス、オーストラリア人でさえこの2国と働くのを嫌がるほどです。彼らにとっては普通だし、はっきり言わないほうが失礼という教育だそうですが、単純に下品なほど無礼。
フランスのことはプライドが高くて汚くて英語話さないと言うけど、そのままお返ししたい。
モダンで合理的に社会が動いている、汚職がないクリーンで国王を愛する国...基本的にオランダには良いイメージが多いと思いますが、大国に囲まれて目立たないけれど実態は結構閉鎖的で孤立した頑固な国なのかな―という印象です。日本に来るオランダ人はかなり礼儀正しくてフレンドリーですよ!

というわけで、自転車大国なのは本当に便利で楽しかったけれど
わたしが声を大にして言いたいのは
オランダは汚くて、オランダ人は英語なんて話せない上に態度悪い!!!
これもっと知られるべきだと思う。日本人は都市部と風車とチューリップしか見ないからずっと知らないでいる。
あ、自転車自転車と言われてるけど、ほとんどみんなebikeに乗ってます。クラシック自転車見てよく驚かれました….いや、坂ないんだから要らないだろ。
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