山形県道の駅 もがみ「あっつぇ」で車中泊して宮城県松の崎に向かう途中にたまたま立ち寄った鳴子温泉郷の中山平温泉。偶然が重なって入浴した最高の温泉でした!

だらだらと田んぼの中を走っていたらこけし!怖い!決して鳴子温泉に向かっていたわけではなく、「おお鳴子温泉って聞いたことある。ここなのか...ついでに入っていこう」そんな感じ。47号線を走り続けると国道沿いに「しんとろの湯」の看板が。

鳴子温泉郷中山平温泉しんとろの湯
広すぎる駐車場で団体用の土産屋か蕎麦屋かと思うような建物。しかも公衆浴場で500円以下だったので迷わず入ってみました。運良く女風呂はわたし独り!


まさに公衆浴場の雰囲気、シンプルで露天風呂もありません。硫黄の匂いはあるけど、八幡平のような真っ白の湯ではなく、ほぼ透明でうっすら濁っている程度。あまり何も考えず入ると超トロトロ!化粧水の中に入ってるってまさにこのことだなーと。
初めての感触で独りで出たり入ったりダラダラ過ごし、鳴子ってすごい、だから有名なんだと思い込んで楽しみました。


長湯して熱さが止まらないので駐車場をうろうろしていると不思議な木樋が。なんと加水せずに外気に触れて自然冷却させているんですね!

93℃の源泉から木の樋で流すことにより温度を適温に下げて浴室に注いでいます。木の樋は合計で約200メートルの長さがあり、この間に自然冷却されて加水することなく源泉本来の「湯の良さ」を味わうことができます。浴室のシャワー、館内の床暖房、駐車場の融雪装置は熱交換方式により使用しています。HPより
2023年から500円になったようですが泉質を考えれば安いと思います。9:00~20:30
宮城県大崎市鳴子温泉星沼18−9
鳴子温泉郷とは
宮城県の最北端にある鳴子温泉郷(鳴子・東鳴子・川渡・中山平・鬼首)には約45軒の宿と5つの公衆浴場があります。日本にある11種類の旧泉質分類のうち8種類が揃う温泉地ですが、想像通り廃れています。。。
すべてがトロトロ泉質ではなく、単純泉もあります。鳴子温泉と中山平温泉は特に美肌の湯として有名。鳴子には2つの共同浴場もあります。
ほとんどの宿で日帰り入浴を受け入れているのも嬉しいですね。約500~600円
https://narukoonsenkyo.web.fc2.com/

美肌温泉と呼ばれる成分とは
メタケイ酸
セラミドを整え、肌のバリア機能を高める「美肌成分」の重要指数です。
皮下脂肪の燃焼促進、高い保湿効果、血行不良の改善、老廃物除去、美肌効果など
メタケイ酸含有量が日本一高いのが「しんとろの湯」です!
重曹
洗浄効果があり肌の角質を柔らかく滑らかにし、余分な皮脂を落とす作用。毛穴の汚れを落としやすいとされ、化粧水のような泉質。
全国でも重曹含有量が特に多いのは中山平温泉です。
炭酸イオン
血行促進による冷え性の改善と美肌効果。
鳴子温泉郷は高いpHを独占する国内屈指の含有量です。
しんとろの湯は超有名温泉でした
たまたま立ち寄った「しんとろの湯」は鳴子温泉郷の中山平温泉で、その中でも全国トップレベルのトロトロ泉。鳴子温泉郷の中では中山平が特に美肌温泉と呼ばれています。

というわけで何も知らずに入った中山平温泉「しんとろの湯」は高い美肌成分が重なり合う最強の温泉だったのです
加水なし、ろ過なし、消毒なしで濃い温泉成分そのままの化粧水に入ってる状態なのです♪
たくさんの温泉を経験してあまり感じたことのないトロトロ感、中部地方ではこの成分が高い温泉がほとんどありません。一部の成分が含まれているのは万座温泉、新鹿沢温泉(おすすめ!)、上越妙高釜ぶたの湯、小谷温泉がありますが、東北と比べると大したことありません。
青森県の温泉風情や秋田県・長野県の豊富な温泉場も良いですが、泉質だけならわたしの温泉ランキングでは群を抜いて「しんとろの湯」が1位です
なかなか鳴子温泉に来る機会はないけれど、またぜひ行きたい温泉です。鳴子温泉から車で15分ほどで大きな「あ・ら・伊達な道の駅」があり車中泊の旅に便利です。古道「出羽仙台街道中山越」を歩くのもおすすめ。
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