長野県北部「北信」エリアには北信五岳と呼ばれる5つの山があります。里山から百名山までいろいろですがどれも独峰でアルプスのように縦走するタイプのものではありません。北信エリアにいると湧き出てきたように浮かぶ五岳がいつも風景の中にあります。
私の思う難易度順★です。スキー場名の方が知られてるかもしれませんね。
最短ルートをピストンした場合の往復時間です。極端に戸隠山だけが中~上級、岩登りがメイン? 妙高も多少の鎖場はありますが初心者でも行けます。黒姫は距離が長いだけ。
戸隠山 7時間 ★★★★★
妙高山 7時間 ★★★
黒姫山 7時間 ★★
飯縄山 3時間 ★
斑尾山 1時間半 ★
というわけで3時間というお手軽ハイクができる飯縄山へ。「長野市にある小山」というイメージで興味もなかったのですが冬毛の雷鳥の写真をニュースで見て行ってみようということに。かなり強運じゃないと飯縄で雷鳥は難しいのかも。
2021.4.12 登山口に向かう車窓から。左から飯縄山、高妻山、黒姫山。

飯縄山は地元に人気の気軽に絶景を眺望できる里山としてかなり混雑します。登山というより足慣らし・健康ハイクといった利用。
今回は南登山道ルートから。飯縄登山口駐車場と一の鳥居登山口駐車場があって、早朝なら一の鳥居口に停められるはず。
飯縄登山口P 一の鳥居口P
十三仏縁起に癒される
“死者の七十七日の至三十三回忌を司る仏なり。当飯綱山参道に我が九世端応聖麟和尚道標として、一不動
より十三虚空蔵に至十三仏を建立・・・・”というわけで道中に13の石仏があって私たちを見守っています。
でも13番目の石仏って頂上に対して7割くらいの急登箇所にあって、頂上まではさらに30分以上。
でもこういう石仏がある方が目安になっていいですね。個人的に●合目とか●●メートルという看板は苦手。
富士見の水場や天狗の硯岩辺りからセギ状の登山道になりゴロゴロした小岩が増えます。こういう場所は好き嫌いが分かれますね、下りがつらい人も。樹林帯と呼ぶほど木々に覆われた道ではなく、晴れてると結構焼ける。標高が低いので風通しの良さはありがたい。たまに開けて北アルプスの絶景が現れます。五竜、鹿島槍、蓮華、野口五郎・・・などなど大物ずらり。逆にその稜線からも飯縄山がよく見えるのです。

「飯縄大権現の石祀と鳥居」が見えてきたら稜線です。ここから頂上まで見晴らしのいい稜線歩きになります!
ツボ足で歩ける雪道で軽アイゼンも不要でしたが、ほんとは4月12日なんてまだまだ雪がたっぷりあるはず…2020、2021年は雪なさすぎ?
黒姫、妙高、火打を見ながら頂上へ。
1時間半ほどで頂上へ。雪がなかったらもう少しかかったかも。白馬三山が良く見える快晴♪


北アルプスとは逆側。直下にあるのは霊仙寺湖。どれが何なのかさっぱりわかりませんが志賀高原方面を見ているのはたしかです(;’∀’) うっすらした中には苗場や越後駒ヶ岳が見えてます。

霊仙寺山とセットで登る人が多く、飯縄山頂上から往復1時間くらい。 今回は南登山道という最も短距離コースでしたが、霊仙寺湖から、戸隠キャンプ場(瑪瑙山経由)から、西登山道(萱ノ宮)からもアクセスできるので時間に合わせてどうぞ。難易度はどれも変わらないと思います。

長野・新潟・群馬の山々を見渡せるパノラマ絶景。
低山のため真夏はおすすめしない。春や紅葉時がベスト。
戸隠の目の前に位置し、交通アクセスが良い。
\お気軽にコメントください/