爺ヶ岳ー鹿島槍ヶ岳ー八峰キレットー五竜岳縦走

9月14-16日 メンバーS.K、ほか
前夜に駐車場で車中泊したが平日にも関わらず6時前に満車、路駐も多かった。7時に爺が岳登山口を出発。
樹林帯の柏原新道は緩い斜度で非常に歩きやすい、爺が岳が日帰りに人気な理由がよくわかった。
うっすら紅葉が始まり9月後半は混雑するんだろうなぁと思いながら砂利道を登る。曇っていたがアルプスの山々と稜線がくっきりわかる天気で、裏劔の存在感、自分が歩いた北アルプスの稜線を何度も振り返り眺めながら進む。

早く着いても退屈なので休憩しながらゆっくり進む。爺が岳から冷池までは平坦だが長く感じる。テント場が離れていてあまりオススメしない。

2日目4時半に出発し、2時間ほどで鹿島槍ヶ岳頂上へ到着し朝ごはん。想像以上の快晴!劔、立山、薬師岳に水晶岳。好きな山が全部見える。

mamikutoi kiretto 0086 - 爺ヶ岳ー鹿島槍ヶ岳ー八峰キレットー五竜岳縦走

山頂から15分ほど岩場を下りると吊尾根に到着、鹿島槍北峰とキレットへの分岐となる。ここで爺が岳や表銀座の景色とお別れ。眼下にこれから進む八峰と五竜岳、右には遠見尾根が見える。

草付きの緩めの斜面をトラバース、幅は狭いけど鎖も梯子もしっかり備えてありどんどん進む。後でここがキレット核心部だと知った。なんでだろう?キレット小屋から来ると怖いのかな?
鞍部にギュッと挟まれたようなキレット小屋に9時過ぎ到着。夕食のハンバーグが美味しいと有名・・・泊まりたかった。

ザレを登り、岩場を鎖や梯子で下る。水平な道をしばらく歩き、またザレを登る。何度も何度も繰り返して飽きてきた。
岩場は緊張感もあり、親切なほどに鎖が設置されているのでそんなに危険とは思わなかった。むしろザレ場や砂砂利で気を抜いて足を滑らせる危険度の方が高い。

口の沢のコルで軽い食事。霧が上がってきて五竜岳の壁も見えなくなり距離感がわからない。長~~いザレの急登を登りきるとG4~G5と呼ばれる黒岩群が始まる。個人的にはこちらの方が核心部のような気がした。

G5を過ぎると緩い砂利道やハイマツが続き、ガツンと五竜岳に向けて急登する。鎖が何本も続くが下るよりはマシと思いながら一気に駆け上がる。残念ながら五竜岳山頂は真っ白、もうクタクタだったのですぐに下る。
大誤算だったのは五竜山荘までの道のり!地図は45分となっていたが倍の時間がかかった。

テント泊も小屋泊も思っていたより人が多かった(週末はずっと満室)。唐松山荘は営業していないので五竜に集まっているのかも。曇っていたので期待してなかったが綺麗な日の入り・日の出を見ることができた。

mamikutoi kiretto 1469 - 爺ヶ岳ー鹿島槍ヶ岳ー八峰キレットー五竜岳縦走

朝6時に出発。だらだらと長い遠見尾根、中遠見からはずっと階段下りでさらに疲れてしまった。
早朝は快晴だったが、すぐに真っ白となり遠見尾根から八峰キレットを見れなかったのは残念。
11時にゴンドラ乗り場に到着、扇沢へバスで戻る。

7月から予定して暑さや雨で延期していた縦走、運よく天気も落ち着いていた3日間。今年は里山ばかり登山し、北アルプスに来たのは2年ぶり。改めて北アルプスの方が歩きやすいと感じた縦走でした。

目次