初冠雪の鳥海山日帰りピストン

日時:10月18日
登山者:S.K
天候:晴れ・くもり 風なし。
距離14.5km 標高差1380m

東北入りした日に初冠雪😭さらに翌日も降り… でも快晴。わたしの目的は頂上ではなく影鳥海です。 とりあえず鳥海湖までは行こうと決めてスタートしました。紅葉はピーク、快晴の日曜日だからか思っていたより人はいました。

満天の星空の下、4:30に鉾立登山口を出発。鳥海湖御浜小屋までは整った石畳の道。初心者も子どもも歩ける道です。この時は石畳がすべて凍っていて時間かかりました。ちょうど1時間半後に御浜小屋到着、明るくなってきたので「間に合わないかな~」と半ばあきらめて振り返ったら大きな影が日本海に!

3507 - 初冠雪の鳥海山日帰りピストン
8195 - 初冠雪の鳥海山日帰りピストン

これは本当に幻想的で、消えるまでの15分間ほどずっと眺めていました。すでに大満足していたので頂上へ行くか迷う…鳥海湖と日の出を見ながらコーヒータイム。おそらく水が一番少ない時期なので湖が小さい。。夏はこの辺が高山植物で埋め尽くされるそうです。

8216 - 初冠雪の鳥海山日帰りピストン

とりあえず行ってみようと決めて再スタート。御田ケ原分岐からの鳥海山は絶景。景色が一変するので鳥海湖まで行く人はここまでは登って損はないです。え~頂上まで2時間で着くのか?・・・と思いながら進みます。

3562 - 初冠雪の鳥海山日帰りピストン
4634 - 初冠雪の鳥海山日帰りピストン

だんだん雪が増えてきました。外輪山/仙蛇谷分岐で外輪山方向へ。晴れていれば外輪側がいいです、文殊岳、伏拝岳、行者岳と続く標高約2000mの稜線からずっと周囲の山々や日本海を見ながら歩くことができます。

初冠なんて数センチだろうと思っていたら10cmほど積雪がありました。新雪が岩に積もってるだけなのでアイゼン爪が食い込む状態ではありません。付ける方が危ないような微妙な足場。

新山と七高山の分岐からが長かった。(雪がなければ20分くらい)勢いで来ちゃったような感じの人が結構いて度々渋滞にハマりました。。頂上は凍っていることもあって5人が限界。地元の方が「風のない鳥海山(山頂)なんて滅多にない。不気味なほどだ」と話されてました。
私はずいぶん運がいいみたい。鳥海山大物忌神社でお参りしてお昼ごはん。

3653 - 初冠雪の鳥海山日帰りピストン
頂上から鳥海山大物忌神社へ

下りは仙蛇谷ルート。名前の通り谷なのであまり眺望はありません、ずっと緩いガレ場を下ります。中間部は朝の雪が解けて泥泥の状態。昼過ぎからは分刻みに晴れたり曇ったり。上ってきた外輪の稜線が見え隠れします。

3667 - 初冠雪の鳥海山日帰りピストン
仙蛇谷から外輪を見上げる

御浜小屋を超えると、日の出前には見れなかった大紅葉!留守本部に「帰りが遅い!」と怒られるかな~と思いながらもこの絶景で立ち止まらないわけにはいかない。機嫌よく山頂も顔を出しました。

2670 - 初冠雪の鳥海山日帰りピストン

予想外の氷と雪道で2時間ロス。10時間かかってしまいましたが、思い出深い山行となりました。明日は出羽三山行者ルートで月山越え!下山後すぐに鶴岡へ向かいました。

これまでも何度も東北を旅し、鳥海山麓をハイキングしています。秋田山形の渓流の美しさは長野県以上と感じます。ここはお花が有名なので🌼夏に釣りも兼ねて法体側からも登ってみたいと思いました。2020年はコロナにより御浜小屋も頂上小屋も閉鎖していたので、次回はゆっくり歩いて頂上に泊まってみたいものです。

目次